社長挨拶

ごあいさつ

DSC03487-1

 当社は人々の暮らしの安全と安心をお届けする尊いものづくりの仕事をさせて頂いております。
この御縁に感謝し、技術を磨き工夫を続け、今後とも自信の持てる質の高い商品を皆様にご提供して参ります。
今まで当社に寄せられました皆様のご厚意に感謝申し上げるとともに、今後ともなお一層のご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 近年日本の災害は大震災をはじめゲリラ豪雨、竜巻、大型台風、豪雪など多岐に渡りその発生頻度も増加傾向にあり、災害時の暮らしと経済活動の早急再開のため、自治体や企業における事業の継続性(BCP)の対策が急がれています。特に3.11東日本大震災から学ぶ教訓は数多く、原発問題をはじめとして建物の耐震・免震に加え津波対策、液状化対策、天井や内外壁など非構造材や設備の強度対策、ライフラインを含めた耐震性、高層ビルに影響する長周期地震動対策の必要性も明らかとなりました。更に今後起こり得る、最悪の被害想定の死者は32万人を超えるといわれる南海沖トラフ巨大地震の話題も衝撃的で、防災に関する気運が益々高まると同時に建物や設備の更なる性能向上の必要性が強く求められています。災害を過去の出来事に終えてはなりません。自然の計り知れない大きさをしっかり受け止め、確実にその教訓を未来に引き継ぐと同時に今、最大限の対策を行動に移さなければなりません。

  弊社㈱小島製作所は昭和35年の創業以来 土木・建築の基礎に用いる既成杭・コンクリートパイルのジョイントを主体にその関連部材、鋼管杭等を岐阜と茨城を拠点に製造し全国に販売しているメーカーです。建築物同様、それを支える杭の技術は、災害の苦い経験をもとに進歩してまいりました。昭和23年の福井地震を教訓に建築基準法が施行され、昭和39年新潟地震では液状化を経験し、昭和43年十勝沖地震の被害からは支持力を定める方法が改定、昭和53年宮城県沖、昭和58年日本海中部地震、平成7年阪神淡路大震災、とその都度杭の施工成果が実証されるのと並行して新たな課題に対する強度の見直し、施工方法の見直しが行われています。東日本大震災によって、建物規模や地盤状況によっては、より大きな地震に対しての配慮(二次設計)が追加検討されることになりました。杭を施工する目的は建物を下支えする力(垂直荷重)だけではありません。地震の揺れに対する水平応力、強風に耐え得る引き抜き耐力も要求されます。地面の下に隠れ後々容易に手直しできない基礎だからこそ、一般住宅から大型施設に至るまで、家族、社員をはじめ大切な人々の命を守るため基礎の設計には十分な安全を考慮すべきです。

今まで想定外であった現象もそれに対処する杭性能は災害大国日本ならではの技術革新であり世界でもずば抜けて高いレベルです。他国の追従を許さない商品の進化は時代のニーズと共に技術、品質、安全、低コストの徹底追及の成果であり、日本の財産です。世界との「共生」が求められる時代であるからこそ技術的な「日本らしさ」をベースに胸を張り広い視点に立ち世界中との接点を積極的に広げるべきでないでしょうか。

 3.11では当社の茨城工場も被災しました。更に東北の被災地の悲惨さを目の当たりにしたとき、この世の無常を感じざるを得ませんでした。しかし同時に、日本人の強さは繰り返す歴史的大災害の克服する力が源と言ってもいいのではないか、他人を思いやる優しさと固い絆そして真の強さを感じる瞬間でもありました。当社は人々の暮らしの安全と安心をお届けする尊いものづくりの仕事をさせて頂いております。この御縁に感謝し、技術を磨き工夫を続け、今後とも自信の持てる質の高い商品を皆様にご提供して参ります。今まで当社に寄せられました皆様のご厚意に感謝申し上げるとともに、今後ともなお一層のご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。